派遣社員にコロナの影響はあるのでしょうか？
2021.08.04
愛知県岡崎市で人材派遣の会社を営むビージョブメイト「BSG株式会社」です。地域密着・岡崎市で「企業」と「お仕事をしたい方」とをマッチングさせて頂いております。こちらのブログでは愛知県岡崎市周辺のお仕事情報の発信だけじゃなく、お仕事を探している方にとって有益な情報をお届けしたいと思いスタートしました。
さて、早速、今回のブログのテーマに入りたいと思います。
今回のテーマはズバリ『派遣社員にコロナの影響はあるのでしょうか？』ということでお伝えしていきたいと思います。
■新型コロナウイルスの影響
世界中に甚大なる影響を与えた新型コロナウイルスですが、派遣社員として働く方々にも様々な影響を及ぼしています。実際に新型コロナウイルスが関係した派遣切りに遭ったという方や、再就職先が見つからないという方も多くいらっしゃるようです。
日本には140万人を超える派遣社員がいますが、派遣先企業の業績によって派遣勤務の継続が左右されているようです。実際に以下のようなコメントが寄せられています。
- 新型コロナウイルスの影響で派遣先企業の売上が激減し、その影響で契約更新が打ち切りになった。
- 派遣先企業の前年の売上が大幅に下回り、契約更新を断れた。
- お客様が激減し、人手が余ったため、派遣切りになった。
このように派遣先企業の売上が減少した結果、人件費や経費削減の動きのもと契約更新を断れる例が非常に多いようです。
■テレワークの導入
新型コロナウイルスの影響で出社勤務からテレワーク勤務に切り替わったという方もいらっしゃるでしょう。派遣社員は正社員のテレワーク率24.7％と比較して15.8％と8.9ポイントの差という調査が出ています。
正社員の方がテレワークの普及率に高い傾向がみられますが、派遣社員として働く方の中にも一定数テレワークに切り替わった方がいることが数値から読み取れます。
求人にも多少の変化がみられ、今までよりも原則リモートワークの派遣求人が増加しています。リモートワークの求人は人気が高く競争率も一般的な求人と比較して高い傾向にありますが、出社による感染リスクを鑑みてリモートワークの派遣先を探すという選択肢もありそうですね。
■新規就業について
新しい職場探しについても新型コロナウイルスの影響が気になるところ。
マイナビ「非正規雇用に関する求職者・就業者の活動状況調査（9-10月）」によると、9-10月の新規就業について「難しい」と回答した割合が最も高かったのは「派遣社員」です。実に43.3％の方が新規就業について「難しい」という回答をした結果が出ています。
7-8月で実施された同じアンケートから10.6pt増と大きく上昇する結果です。
同調査の解釈・示唆によると、
『コロナ禍で景気の先行きが不透明な中、企業の7割以上が「雇用調整はしていない」としており目立った雇い止めなどはないものの、新規採用に慎重になっていることが影響していると考えられる。』とのこと。
非正規雇用の中でも特にフルタイムで仕事を探す傾向が高い派遣社員の場合、新規就業が難しい現状があるようです。
ご紹介の通り、新型コロナウイルスの影響で雇用への不安が増している方も多いかと思います。しかし一方で今の現状をしっかりと知っておくことで派遣切りに遭うリスクを減らすことができます。
例えば生活必需品や食品など暮らしに欠かせない商品を取り扱う製造業や、新型コロナウイルスの影響で需要が高まった電子機器関連の製造の場合、反対に雇用需要が伸びる可能性があります。
このように派遣先企業を選ぶ際、新型コロナウイルスの影響を受けにくい業界を選ぶのも1つの対策と言えるのではないでしょうか。
この厳しい状況の中、アフターコロナ時代でも生活に不安を感じない雇用を受けるためには、自ら考え行動することも大切なのかもしれませんね。
今回は『派遣社員にコロナの影響はあるのでしょうか？』について特集をさせて頂きました。
皆様のお仕事探しのご参考になればうれしい限りです♪
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