休業補償と休業手当について整理してみました！
2021.11.25
愛知県岡崎市で人材派遣の会社を営むビージョブメイト「BSG株式会社」です。地域密着・岡崎市で「企業」と「お仕事をしたい方」とをマッチングさせて頂いております。こちらのブログでは愛知県岡崎市周辺のお仕事情報の発信だけじゃなく、お仕事を探している方にとって有益な情報をお届けしたいと思いスタートしました。
さて、早速、今回のブログのテーマに入りたいと思います。
今回のテーマはズバリ『休業補償と休業手当について整理してみました！』ということでお伝えしていきたいと思います。
■休業補償とは？
休業補償とは、業務中や通勤中のケガや病気が原因で仕事をしたくても出来ない状態になった従業員に対して支払われる補償のことを言います。
休業補償は労働災害保険の一部です。
休業補償の対象は正社員だけではなく、アルバイトやパート、契約社員など全ての雇用形態に該当する保障です。
□補償額の計算方法
休業補償は休業が開始し4日目以降に支払われます。
支払いの金額は平均賃金の80％。その計算方法は以下の通りになります。
１．平均賃金を計算
平均賃金とは、原則として事故が発生した日（賃金締切日が定められているときは、その直前の賃金締切日）の直前３か月間にその労働者に対して支払われた金額の総額を、その期間の歴日数で割った、一日当たりの賃金額のことです。
仮に20万円の給与が支払われていた場合、平均賃金は以下の通りに計算されます。
20万円×3か月÷92日（7月：31日、8月：31日、9月：30日）≒6,521円73銭
※平均賃金に１円未満の端数がある場合は、切り上げ
２．休業補償給付を計算する
平均賃金の80％（保険給付＝60％＋休業特別支給金＝20％）
- 保険給付 （6,522円×0.6）＝3,913円20銭･･････････(1)
- 休業特別支給金 （6,522円×0.2）＝1,304円40銭･･････････(2)
※1円未満の端数を生じた場合は、切捨てで計算します
合計 (1)＋(2)＝3,913円＋1,304円＝5,217円
1カ月20万円の給与を支給されていた方は、1日あたり5,217円の休業補償を受け取ることができます。
■休業手当とは？
一方で休業手当とは、従業員に働く意思があるのにも関わらず使用者の責に帰すべき事由により休業になった場合、休業期間中の労働者に、その平均賃金の60％以上の手当を支払わなければならない制度のことです。
先ほどの休業補償は、保険から補償されましたが、休業手当は雇用契約を結んでいる企業から手当を支払ってもらうことになります。
□手当金の計算方法
休業手当は、休業日×平均賃金の6割以上の金額が支払われます。
具体的な計算方法は以下の通りです。
平均賃金×0.6=休業手当
先ほどの給与20万円のケースをもとに計算すると、1休業日あたり3,913円が支給されることになります。
■休業補償と休業手当の違い
休業補償も休業手当も従業員の働く意思に反して働けない状況に対して支払われるものですが、制度そのものや支払い元が全く違います。
また休業する起因によってどちらの制度を利用するのかも異なります。
どちらの制度も、働けなくなった場合に必要になる制度です。
いざという時に困らないためにもそれぞれの制度についてしっかりと理解を深めておきましょう。
今回は『休業補償と休業手当について整理してみました！』について特集をさせて頂きました。
皆様のお仕事探しのご参考になればうれしい限りです♪
「BSG株式会社」お仕事情報サイト
ビージョブメイト
お電話でご相談をされたい方はコチラからどうぞ！（土日も歓迎、AM9:00～PM20:00）
フリーダイヤル0120-451-886